癇癪とは「声を荒げて泣き叫ぶ」感情の爆発を伴う行動のこと
子どもの癇癪は1歳になる前くらいから始まり、イヤイヤ期ともいわれる2歳~4歳に多く起こり、5歳になるころには収まってくる傾向にあるとのことです。
現在8歳になった娘は、それはそれはもう、本当に本当に癇癪が激しい子でした。
私は育児ストレスで髪の毛が大量に抜けたほど追い詰められました。
小学生になって癇癪はなくなりましたが、2歳~6歳までは気に入らないことがあると癇癪を起していた娘。
ワンオペ育児で一人っ子だと、子供に付きっ切りで付き合う場面がたくさんあります。
癇癪が頻発した時期は、精神的にかなり追い詰められていたことを思い出します。
旦那は激務で近くに頼れる親族もいない中、今振り返ってもよく持ちこたえていたなぁと思います。
その頃の出来事を振り返り、子供が癇癪を起した時の様子や私がやっていたことを書こうと思います。
一番ひどかった癇癪は2歳~3歳
激しい癇癪は2歳2ヶ月頃から突如始まり、そこから3歳までの期間がこれまでの子育てで精神的に一番きつかったです。
娘は癇癪が激しくなる前にイヤイヤ期もしっかりとあったのですが、
あれ?最近イヤイヤよりすぐに癇癪を起すようになってない?
とにかく気に入らない、上手くいかないことがあると、すぐに金切り声で泣きわめくという感じでした。
癇癪は15分くらい続き、長いと40分近く泣きわめくことも。それが1日に2回3回あった日といったら…。
- 乳製品飲料にストローをさす➡私がやりたかった!
- 服が上手に着れない➡上手く扱えないことにイライラ!
- お出掛け時間を予告➡約束の時間がきても上手く切り替えられない!
こんなことがスイッチに!?どこにトラップがあるのかも分からない。
良かれと思って私が先を見越してやったことに怒るし、あらかじめ「時計の長い針が12のところに来たらおしまいね」と予告してもまだ遊びたいと泣く娘。(さっき分かったって言ったじゃん…!)
言葉はしっかり通じているのですが、どうにも気持ちの切り替えが下手な娘にイライラ。私の言葉もきつくなってしまい。。。娘はギャーーーー!!と泣き始めるという悪循環は何度あったことか。
「どっちがいい?」「これは自分でやってみる?」と選択肢を与えて『子供に選ばせる』こともしていましたが、常にできる余裕はなく。
今日一日で何回泣いた?という日の連続でした。
このような癇癪期を共に過ごした私は、ストレスからシャンプーするたびに髪がどんどん抜け、分け目が目立つようになってしまいました。
指の間にびっしりついた髪は恐怖映像。髪は女の命!この抜け毛もさらに私の精神を追い込んでいました。
限界を突破するとSOSのサインは分かりやすく体に出るんですね~。だからって娘の育児を変わってくれる人はいないのです。
子供が寝た後に、スマホでドラマを観るのがこの頃の息抜きの一つになっていました。
召使いになった激しい癇癪期
何でも子供のいいなりになるなんて、ワガママな子になってしまうのでは…?という考えは同然ありました。
ですがこの時期はとにかく少しでも癇癪を起さないように!と、『私は召使いに徹する』という感じでした。
親が子供に対してする行動ではないの百も承知!
いつどんなタイミングで癇癪スイッチが入るか分からず、明日もまた泣くのかな、、、と朝が来るのが怖いとも思う日々でした。
この時期は、公園やショッピングモールなど外に娘を連れ出すのがとても怖かった
娘は一度ショッピングモールで金切り声で泣きだし、フロア中に響き渡り注目されたことがありました。娘の癇癪声は大きく高い声でとにかくよく響く。
また外で癇癪が起きてしまったら、、、
考えただけで、大きな不安といたたまれない気持ちになり「お出掛けとかしなくていい、今は家にいたい」と思っていました。
完全に私の気力もなくなっていた時期ですね。
この頃はとにかく泣かせないようにと、娘の言う事をハイハイと受け入れて、とにかく平穏な一日を過ごしたいという気持ちが強かったです。
子供気持ちのに寄り添うことは難しかった
自我が芽生えてきて自分でやりたい!という気持ちが強くなる年齢ですが、自分の気持ちを言葉で十分に表現できないこともあって、娘は欲求や感情を伝えられずにフラストレーションを感じていた時期です。
今思い返すと「疲れている」ことを、言葉でなく癇癪で表現してしまうことが多かったです。
この時期の私は育児情報をインターネットで常に検索していました。でも出てくるのは以下のような内容でした。
- 癇癪がおきたら、深呼吸をして怒る気持ちを落ち着かせましょう
- 子供の気持ちに寄り添いましょう
- 共感してあげましょう
- 怒った後は抱きしめてあけましょう
正直、娘の癇癪が激しかった時期は「そんなことできるかい!!」と、自分の感情の赴くまま子供に対応していたことを思い出します。
私はそこまでできる人間じゃない、、、母親失格なのかも、、、と娘の寝顔を見ながら「今日は怒ってごめんね」と自己嫌悪になる日が多かったです。
でもこれだけ大変な時期でもスキンシップはしっかりととり、
怒った後は抱きしめてあけましょう
これだは守って「ママは〇娘〇が大好きだよ!」と伝えていました!
ワンオペ育児録②に続く。